みなさんはスキージャンプ競技にどのようなイメージをおもちですか?
CHINTAIスキークラブ所属スキージャンプ選手の小林諭果です。
競技をやっていると高確率で「怖くないのか」聞かれることがあり、
そんな時私は『もちろん怖いです』とお答えしています。

スキージャンプは常に死と隣り合わせ、
なんていう危険な競技ではないですが、
ごくまれに起こりうる危険で怖い事故をまとめて見ました。

実際に起こったスキージャンプ事故10選

今回はYouTubeの動画を中心に紹介していきます。

まずは、選手視点と選手でもみることができない
様々な角度からのスキージャンプ動画をご覧ください。

わたし、こんな競技をやっているんですね。

スタートする前の事故

①スタート前に転倒?危うくジャンプ台から落下

スタートゲートから滑り落ちてしまうアクシデント

ジャンプ台はかなりの角度なので
スピードがでてしまいなかなか止まりません。
板があるためうまく身動きがとれず
観ていてもヒヤヒヤする状況。

役員さんが助けに入ります。

 

空中で大事故

②横向き?!空中で板が外れるアクシデント

空中に出てすぐに片足の金具が外れ、
顔の横まで板が上がっています。
バランスを崩し横向き、
一回転し、背中から着地してしまいます。

...痛そうです。

(2:30から)

③滑りはじめから不自然?

アプローチを滑っている段階で腕が大きく動いています
何故???

空中にでてつま先の金具がとれてしまっています。

着地がものすごく痛そうですが
普通に歩いていて安心しました。

(0:35から)

 

④空中で一回転

こちらは少し古い映像
まだ板をV字に開かない時代のジャンプ映像です

空中でバランスを崩し上半身から着地してしまいます。
そのあともランディングバーンをごろごろ転がる、、、
脳震盪がおこってもおかしくないです、、、

次の選手が金具を入念にチェックしているのが
印象的です。

(0:40から)

⑤アクロバティックすぎる空中5

おおきくバランスを崩し
ほぼ後ろ向き脚から着地。

思わずコーチ陣も目を背けてしまっています。

(0:52から)

⑥空中で板が外れるアクシデント!

とても良いジャンプ!!

なんですが耐え切れなかったのか?
後ろの金具が外れてしまい
板が外れてしまった左脚から着地、
転がっているときの右足の角度が怖い。
カラダが心配です、、、、

 

着地で大事故

⑦後ろ向きで背中から着地?!

空中でバランスを崩してしまい
ほぼ後ろ向き背中からの着地になっています。

普段はまっすぐにしか進まない競技
この高さで後ろ向きになった恐怖は
考えたくもありません。

(0:36から)

⑧スキージャンプでヘッドスライディング

映像で雪が降っているのがわかると思いますが
この降雪によって着地がつまりヘッドスライディング状態に。

雪の降りすぎも危険なんですね。

(2:16から)

⑨飛びすぎてぺちゃんこになる事故

途中で降りようとしているのに降りれず
着地でぺちゃんこに。

すぐに立ち上がっていますが
あんな高さからほぼ平らな地面に落ちる衝撃は相当なはず
怪我がないのが不思議なくらいです。

⑩すってんころりん?選手視点カメラで転倒体験

選手視点カメラを装着している選手の転倒シーン
何が起こったのでしょうか?
空を見上げた状態で滑り降りていくようです。

いろんな意味で事故。 

(0:12から)

危険だけど危険じゃないスキージャンプ競技

スキージャンプの事故動画をまとめましたが
ひとが死んだということだけは聞いたことがありません。

 

私が知っているなかでの大事故は
現在東京美装スキー部でコーチをなさっている
金子祐介さん。

2005年にフィンランドでトレーニング中に
空中で金具がはずれ顔から着地。
顔面骨折と脳挫傷を負い記憶を失う大事故。
翌シーズンに復帰
2008年まで選手としてご活躍されました。

記憶がない中でもアプローチ姿勢を組んでいた
というエピソードを聞き、
記憶をなくしてもスキージャンプを忘れていなかった事が
本当にすごいなと感じました。

バッケンレコードを越えて

 

わたしも何回も転んでいますし
怖い、という恐怖心を持ているのも事実ですが。
それでも、スキージャンプの魅力にはかないません!

是非スキージャンプ競技を生で見て
怖いだけではないスキージャンプの魅力を感じてください!